実家の広縁にギャッベが届きました。
植物のザクロで染めたほのかにグラデーションがかった茜色のギャッベ。母が本物のいい絨毯が欲しいと言って、探しに行き、この色合い、風合いに一目惚れしたものです。
イランの遊牧民が1000年以上も前(ペルシャ絨毯の原型とも言われているそうです)から受け継いできた手織りの絨毯、ギャッベ。織り子さんが家族の幸せを願いながら、その時の気持ちを込めて織り成すギャッベはどれも世界にひとつだけの一品もの。空、大地、草原、羊や植物など、どれも奥の深いぬくもりある作品ばかりです。
一日の寒暖の差が30度以上にもなる山岳地帯で、土の上に敷いて使われるギャッベは、糸(羊毛)の中の温度が常に27度位に保たれているため、冬温かいのはもちろん、夏もさらっとしていて、年中心地よいのです。
使うことで風合いを増していく一生モノのギャッベ。大切に長く、長く使っていきたいものです。
「ばあちゃんのあとは私が使ってあげるわ〜。」孫より
宮嶋陽子
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